フランスで出産しました。
無痛分娩を選んだというよりも、
『なんで無痛分娩にしないの?』
と、助産師さんに尋ねられるくらい、
フランスでは無痛分娩が主流のようです。
私にとっては出産自体が初めての経験なので、言われるがままに、されるがままに、流れに身を任せることにしました。
(これは出産に限らずフランスでの生活全般、流れに身を任せることにしています)
自分の体験レポートなので、フランスの出産や無痛分娩に興味がある方や、これからフランスで出産される方は一例と思って参考にしてください。
《 出産予定日2日前 》
おしるしっぽいものがあったのでキタキタ!と思って産院を受診。
待合室で待つこと1時間…2時間?待ちながら、何人もの出産直前の妊婦さんをみてドキドキ。
やっと先生の診察を受けることができましたが、まだ子宮口が開いてなかったのか、
「まだですよー、はい、さようなら👋🏻」
と言われあっけなく帰宅。
その翌日《予定日前日》
朝に陣痛かな?という痛みが来て、
でも昨日のように待たされた末にまた帰宅させられるのは体力的にも気力的にも嫌だし…
と様子を見る。
でも、だんだん痛みが10分間隔とかから5分間隔まできたので、
もうこれは念のため産院に行こう!
となり、13時頃タクシーで産婦人科の救急を受診。
(朝から家を出発するギリギリまで日本の友達とテレビ電話してました。「痛い〜!」「がんばれ〜!」「そろそろシャワーでも浴びといでよ~」「いててて~もう行ってくる~!」とか😂)
救急は待ち時間が長いから待合室で食べようと思ってミニおにぎりを持参するも、
その日に限りなぜか待ち時間ゼロですんなり救急の診察室へ。(おにぎり食べ逃す🍙)
《診察開始》
すんなり診察室へ誘導され、診察台にて診察を受ける。
「もう出産の準備できてますよ!」
と言われて、麻酔すぐしたいか、もうちょっと待ちたいか聞かれる。
(もうちょっと待つ意味とは?と思いつつ…)
「今すぐお願いします!」
と返事する。
(診察中も5分おきに陣痛がきてるので先生の話を聞いたり、
途中で話を止めて痛みとたたかってから、また会話を続けたりしながら)
《分娩室で麻酔を入れる》
その後、麻酔する部屋に運ばれて、
(そこはそのまま分娩室だったのだけど)
そこで麻酔科の先生と看護師さんの紹介があり、背中に麻酔を入れる説明をされる。
「背中を丸めて肩を落とした姿勢で動かないように。」
と言われ、看護師さんに前で支えてもらってる状態で背中に麻酔。
スーッと冷たいものが体の中に広がる感覚でした。
手首に生理食塩水の管もさされる。
麻酔の入ってくる管が背中にささった状態で、
大丈夫かなぁ?
と思いながらも
言われるがままに背中を下にしてベッドに寝る。
麻酔した後はあんなに痛かった陣痛がまったく感じられなくなってとってもラクに〜😇
《麻酔効いてます…効きすぎかも…?》
しばらくひとりぼっちでそのまま寝かされてて
次は何が来るのかな?
とか、
ひとりで心細いな…
とか思っていたところに、
ようやく夫が待合室から来てくれてほっと安心しました~😌
だんだんと脚も麻痺してきて、
特に左脚が完全に自分では動かせない状態に。
麻酔のききかたに左右差があったので看護師さんや麻酔科の先生が数時間おきに来て、
体を右に向けたり左に向けたりしながら過ごす。
助産師さんは2時間おきに病室へきて子宮口の開きを確認してました。
《夜中に差し掛かり眠気と戦いつつも、頭の中は…》
もう夜中になってたので眠気で意識がぼんやりしつつも、
頭の中は
「お腹すいたな〜なんか食べたいなぁ〜。」
水しか飲んじゃダメと言われているため空腹が辛かった。
(産院に向かう前にしっかり食べとくべきだった!と後悔。)
待合室で食べる用に持ってきたミニおにぎりと軽食は
そのまま夫のごはんに。
(夫のごはんの用意も忘れてた😅)
「ベッドから動けないけどトイレはどうすればいいんですか?」
と聞いたところ、
「大丈夫よ。全然心配いらないから〜。」
と言われる。
麻酔で全然気づかないうちに尿の管も付けられていたらしい。
うとうとしたり、興奮気味なのか寝られなかったり…それを繰り返しながら過ごす。
隣でうとうとしたり、うろうろしたりしてる夫の様子をぼんやり見てたり👀
べべちゃんにいつ会えるかな~もうすぐだよ~
今日はこのあたりまで。
いよいよ出産当日〜は次の投稿につづく!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました😊
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